.銀座店の春原です
3月3日まで出店していた、「日本橋三越のPOPUP SHOP」 へ、多くのお客様にお越しいただきありがとうございました
彩色の実演も大変好評で、たくさんの方にご覧いただけてとっても嬉しかったです。

さて、2月22日(土)のブログ、なぜ突然「ダリア」という花について語ったのか。

毎年4月に、工房創業 を記念して新しい柄を発売するのですが、(今年でなんと93周年になります
その 新発売の柄 にと~っても関係あるのです

今回、新しく柄を作るにあたり、「メインモチーフは実在の花」と「横に流れるようなライン」の2つのテーマを設定しました。

実際のデザインは、白黒で描くことからスタートします。

錆の入り方、お財布になったときに柄がどういう風に出るか も想像しながらの作業です

この白黒のグラフィックデータをもとに、金属加工の製版屋さんで、型押し用の版を制作してもらっています。
その版はこちら↓

茎なのか、枝なのか。自然に流れるラインから、様々な葉や花が伸び、にぎやかな様子
花びらも舞って

革に型押しすると、さらに線の強弱や花びらの立体感が引き立ちます。

そして、彩色真っ最中の職人の手元を除き見・・・
どうやら「ピンク系」と

ブルー系」があるようです。

この柄の「色決め」は職人のコンペではなく、デザインした者のイメージした色を、担当の彩色職人に伝えて、何度か試作を経て決まりました。

こんな感じで色見本を用意したり、細かい希望点などは対面でお伝えして。

塗り方は職人から提案をもらいながら、柄の魅力がより引き出せる彩色を追求。
立体感」と、「躍動感」にこだわりました。

うう~ん、大人配色の予感

はい、本日はここまでです

ますます気になる93周年の新柄。全貌はもうしばし、お待ち下さいね

to be continued…