久々にブログを書きます、ネットショップの風です
昨日に続いて、工房の様子をお伝えします
(工房ネタが続いちゃってすみません…

今回は暑ーい中、
文庫革を作っている職人さんに突撃取材をしてきましたっ
忙しい中、夏ならではの苦労話もたくさん聞けましたよ
早速、夏の苦労がにじみ出る、錆入れと仕上げの現場に直行っ

「錆入れ」は、長い時間を掛けて改良しながら、独自の技法をずっと継承している工程。 

こちらが「錆入れ」に使う漆を入れている容器。

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年季がありますね・・。

は、高い湿度で固まる不思議な性質があります。

時には、人が増えたり減ったりするだけで、湿度が変わることもあるそう
ムシムシする夏は職人さんも気を使うところです…

こちらは、今年5月に入ったばかりの職人さん。

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新人さんが錆入れで最初にやる作業が、この漆を拭くことなんです。

「ただ、この作業ってとても重要で、
ちゃんと拭き取らないとこの先の作業に影響するんですよ。

最初は、みんな筋肉痛になっちゃいます笑」

と、先輩職人さんのYさん。

工房体験をする販売部も、まずはこの作業をやって、
翌日腕をガクガクさせています…!
浅草店にご来店した際には、ぜひスタッフに漆を拭いた感想を聞いてみてください

そしていよいよ見所、錆を入れます!

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は、早くて写真が追い付かない…‼

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よく取材で錆入れの写真を、撮影するんですが、

皆さんの手が早くていつもきれいに撮るのが難しいんです…

錆入れしたての文庫革はこんな感じ。

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ちょっと、粉っぽいのが分かりますか?

これを丁寧に指と手のひらを使って余分な粉を落として、

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錆が足りない部分は、ポンポンと足してあげます。

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柄によって、粉を落としすぎないように、触る力加減を調整しているそう。
サラサラっとやっているように見えて、
粉の加減を見極めて、
力を調整する事を一瞬でやっているんですね…‼
スゴ技です…!


そして、暑ーい外で行っている仕上げ。

暑い中、更に指で真菰を落とす細かい作業…。

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見ているだけで気がめいっちゃいます

1つ1つ丁寧に、粉を落とした文庫革はこんな感じに並べて、
透明なコーティングをします

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ズラッと文庫革が並ぶ光景は、何度取材しても圧巻です 

これは、箱まち小銭入れになる文庫革です

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後ろのポケットに使う革も、ちゃんと錆入れしているんですよっ

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<箱まち小銭入れの後ろ側>

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こちらは、彩色の修理をした商品達。

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これも、透明なコーティングをしてお客様の元へ帰っていきます。

こんな暑さに負けないように、皆さん暑さ対策に工夫を凝らしています!

ドライアイスをタオルに入れて、首を冷やしながら作業したり…

中には、作業に使うマスクに保冷剤を入れる方も!

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こんな過酷な現場で生まれる文庫革。

販売チームは頭が上がりません…!

先日の「サタデープラス」の放送から、

最近ネットショップでは、初めてご来店するお客様が多くなってきました
初めてのお客様も、是非文庫屋「大関」の舞台裏を楽しんでくれれば嬉しいです

以上!工房のからお伝えしましたー

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