今年はお財布だけじゃない!? 『飾る文庫革』もあります!
久しぶりに投稿します!ネットショップ担当の風です
2017年の春をもって文庫屋「大関」の工房は、創設90周年を迎える事になりました
細かい事を言えば、大正時代に工房はできあがっていたのですが、会社として大関卯三郎が登記したのが昭和2年の事です。
どれくらい前かというと・・・
大関卯三郎は、明治36年生まれなのですが、夏目漱石の『吾輩は猫である』は明治38年に発表されたという事です
これまで、毎年3月の終わりには、文庫屋「大関」浅草店の周年イベントを開催してきたのですが、この春は工房創設90周年の大イベントです!
本日ご紹介するのは、90周年の特別企画、大関春子の描く『飾る文庫革』です。
すべて、大関春子師匠の筆仕事で描かれた、文庫革の魅力が存分に楽しめる
プレミアムな商品です!
型押しも、巨匠の矢澤さんがギュウッと版を押しています!
この使われている版、会社で眠っていた古ーーい木版も使われているんです!
木でできた版は、手掘りで作られているので、人物、風景、動物などが
立体的に表現されています
今回は、沢山のレアな柄達の一部をチラッとご紹介!
壮大な風景が描かれているものから、童話の一場面まで、文庫革ファンなら目が釘付けの柄ばかりです!
【大橋あたけの夕立】
ゴッホも模写したことで有名な、歌川広重の銘版画です。
「世界で初めて雨を線で描いた」と言われています。
ゴッホも模写したことで有名な、歌川広重の銘版画です。
「世界で初めて雨を線で描いた」と言われています。
【鞠子-まりこ-】
『東海道中膝栗毛』にも出てきた、
有名な「名物とろろ汁」の立て看板を出した鞠子の茶店の風景。
初版では「丸子」となっている地名の表記。
後の版では「鞠子」と改められています。
【由井(縦)-ゆい-】
元の浮世絵の名前は「由井 薩埵嶺(ゆい さったみね)」。
絵の上部にある「一」の字を引いたようなぼかしは、
「一文字ぼかし」と言われ、ぼかす色で、時間、
季節そして気候などを表現しわけています。
【三保の松原-みほのまつばら-】
三保の松原は、富士山の世界文化遺産の一部として
登録されたことでも話題になりました。
【かちかち山】
有名な「かちかち山」の一場面。
うさぎが悪い狸に魚を食べさせると言って、
泥で船を作らせている所でしょうか?
【桃太郎】
お共を続々と従えていく桃太郎。
これから、鬼ヶ島に向かうために、作戦会議中…?
【待乳山】
現在の浅草にある待乳山聖天を描いた柄です。
写真の左側が浅草寺の本堂と、五重塔。右側にある橋の下をくぐって上ると、吉原に続いていきます。
江戸時代に、船で吉原に遊びに行く人たちは、このルートをよく利用していたそうです。
ちなみに、待乳山聖天は、大根を奉納するという風習があり、お祓いをした後の大根を持ち帰る事もできます。浅草店にお越しの際には、是非寄ってみてください
こちらは、絵画としての魅力を引き出す為、グレーのマットな紙を
周りに使い、応接室に堂々と飾れるような存在感のあるものに仕立てました。
『飾る文庫革』は全部で15種類の額装を販売します!
小さい玄関に飾れるサイズの物と、大きな床の間や応接室に飾れるそうな豪華な浮世絵柄もあります。
小さい玄関に飾れるサイズの物と、大きな床の間や応接室に飾れるそうな豪華な浮世絵柄もあります。
これを飾れば、お部屋の雰囲気も高級感が出ること間違いなしです
~おまけ~
大分の豊泉堂さんのお雛様も、あと一日かざって今年は終わりです。
3月になったので、唐紙も、緑の雀柄に変えました
今回のお花は、白の桃、黄葉手毬、麦、星咲のカーネーションです