しゃちょログ担当田中です。

皆さんは職人というと、どんなイメージを持っていますか?

頑固、こだわり、作務衣、手に職、といった感じでしょうかね?

実際に身近に職人さんがいる。という人は、今の日本にどれくらいいるので
しょうか?
私が子供のころ(現在50歳)は、まだまだ近所には、職人さんがたくさんいましたし
身近で使う道具類を修理する、修理専門の職人さんもまだ健在だったような記憶
があります。

職人さんと一言で言っても、いろいろなタイプの職人さんがいます。

1.モノを1から10まで、自分一人で作り上げるタイプの職人さん。
2.モノづくりの1から10までの工程の1部分の工程を専門的に担う職人さん。
3.あるサービスを提供する職人さん。
4.修理、修繕を専門的に行う職人さん。

等々、いろいろです。
文庫屋「大関」の彩色職人は、上記の2にあてはまります。
そのほか2のタイプの職人さんには、塗師屋サンと呼ばれる漆塗り職人、
左官職人サンなどがいます。

2のタイプの職人さんは、その技術自体が物凄く価値があり、芸術の域に達して
いる技術者もたくさんいます。

ですが、2のタイプの職人さんは、そのほとんどが「下請け」です。
いくらその仕事が優れていても、自ら仕事を作り出したり、営業をして受注
したりすることはほとんどありません。

2のタイプ以外の職人さんでも、ほとんどの職人さんが、仕事が来るのを待つ
という受身の「下請け」です。

これが日本の職人さんの現状です。

そして・・・ほとんどの職人さんが、取材を受けるとき以外は作務衣を着て
仕事をしていません(笑)

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