文庫屋「大関」の田中です!
このブログ、長くなりますが、お付き合いを宜しくお願い致します。

本日は遠く、四国の とある工房 のお話しを・・・。

その舞台は、愛媛県の今治
広島県の尾道から、愛媛県の今治へ続く 『しまなみ海道』

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飛び石のような島々。
海と空の上をひた走るような、気持ちのいい道です

道すがら、興奮したのが
あの!『伯方の塩』 この、転々とした島で作られています。

ようやく辿り着いた愛媛。
これまた興奮するのが『ポンジュース』の地元である事!愛媛には、いろんな有名企業があるんですね
(愛媛の皆さまには「普通」かもしれませんが

そして、ようやく辿り着いた工房はこちら。

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工房織座さん 

日本の古い機械を使って、独自の味わいのある織物を作っていらっしゃる工房です。
前から、「きもちいい」質感に感激していたのですが、この度思い切って伺ってまいりました。

山奥をずんずん進み・・・「まさか。ほんとに?こんなところに???」と疑いながら到着。

このログハウスが、織座さんのショップと工房

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このログハウスに突撃訪問したところ・・・

いました
会いたかった、美しくディスプレイされたストール、マフラーたち

(あれ?何やら天溝がま口がまぎれ込んでいるようです・・・。錦紗をさがせ

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織座さんは、全てご自身たちで商品企画、製造、販売を行っていらっしゃいます。

(
文庫屋「大関」と似ているなぁ…と共感しつつ。)

興味があるのは、やはり『工房』

物を作っていても、全く別の分野なので、織物がどんな工程で作られているのか?
どんな機械で、どんな風に作っているのか?
全くわからない、ど素人の私たちを、親切に案内してくださいました。

すごいです。
こちらは、100年前の織機・・・。   かっこいい。。。

そして、一緒に出迎えてくれた色とりどりの美しい糸。

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息をのむ美しさ。

足元に見える2つのペダルを交互に踏んで、横糸のシャトルが行ったり来たりします。

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糸の1本1本を、並べて交互に織っている

日々、ホイホイッと巻いているストール。

この光景を目にしてはじめて、人類の文明の中で生まれた、『織る』という知恵の結集に脱帽。

1目でも、ずれては成り立たない繊細さ、何とも言えない気持ちになりました。

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どんな思いで、100年前の人は、ここまでの機械を作ったのでしょうか。
木材と、金物を合わせた機械。
時間が経つにつれて、ひずみも生じるはずですが、織座さんでは現役で動いています。

社長さんが直々に手をかけて、今でもお客さまも見れて、触れられるような工夫までなさっているとのこと。

傍らには糸巻。

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奥には、更に古い織機もありました。

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こちらは、横糸は全て手作業で通すのだそうです。

鶴の恩返し、そのまま。

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糸がキレイすぎて
天溝がま口の錦紗を一緒に撮影してしまいました

ちまたで言う、インスタ映えする工房で・・・ ぱしゃり

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▼文庫屋「大関」 Official インスタグラムはこちらから

https://www.instagram.com/bunkoya_oozeki/

インスタ、よくわかんない。カメラ怖い…。そんな場合でも「インスタグラム文庫屋大関」のグーグル検索で全貌がご覧いただけます

キレイな糸。

そして、織座さんでは様々な織り方で、選ぶ人、使う人にとって自分好みのものに出会える商品を展開してくださっています。

全て、古い機械ばかり。

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織り始めると、ガッシャガッシャガッシャガッシャ・・・
ものすごい音を立てて、構造的な機械が糸を交互に渡していきます。

ものすごいスピード感、写真で伝わりますでしょうか??? しゅんっ!!!

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気になりすぎて、ムービーをご覧になりたい方 ・・・必見です。

ボーっと見続けたくなりますよ~

▼「たてよこよろけもじり織り」が織られる様子
http://www.oriza.jp/single-post/2016/07/21/

このYoutube動画のタイトルのとおり。
某自動車メーカーが、その前駆として作っていた織機なのだそうです。。。

瞬く間に横糸を往復させる威力。
それでも、1往復で、たった糸2本分の前進。

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ひたすら、糸2本分の前進を繰り返します。

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このシャトル。

時速はわかりませんが、おそらく、高速道路を走る車並です。(あくまで田中感覚です)

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博物館クラスの、古い機械たちが現役で働いている稀有な工房。

文庫屋「大関」も、9年後、100年の版で文庫革を作りたいものです

そして、できあがったふんわりマフラーは、糸の表情で、平織りも柔らか個性的。
(ただ、織座さんのすごいところは、織り方のバリエーション。こちらは基本の平織りですが。)

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黄色の小物ってハードル高いので自分では選ぶことなかったのですが・・・

この黄色に紺、緑、赤、色々な糸がちょっとずつ混ざっていることで、安心して取り入れられる色。 

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とか言いつつ、企画のKJさんに客観的なおススメ色をセレクトして頂きました!!
ほほ、こんなに思い切った色の買い物は初めてです。

綿とウールの混紡で、お肌にもやさしく、今の時期から楽しめそうです。

これからの季節に欠かせない、ウールの気持ち良い混紡も色々あります。

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綿や麻は、冬はウールのマフラーの下にしてもよし。ウールのモコモコを巻くときにも、肌に触れる面に綿や麻を選んで重ねて、気になったらお洗濯するのもいいですね。

いくつ持っていても楽しい、巻き巻きアイテム

▼勝手におススメ、工房織座さん

http://www.oriza.jp/

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使う人と、作る人の距離の近さを実感する工房見学となりました。

『日本のものづくり』とか、『Made in japan』って流行っているようですが・・・
仕事をしている人々は、流行りで仕事をしていません。

作り続けたい物が具体的だから、情熱を注ぐ人がいるから、絶やさないよう誤魔化さないから・・・ キラリーン
という情熱を、織座さんでヒシヒシと感じました

10月1日(日)からの、ヤマト運輸さんの運賃の値上げに伴い、
当店のネットショップの発送料金も、改定させていただく事となりました。
10月2日(月)朝9時以降の受付のご注文より、
650円から790円(全国一律)に変更いたします。
なお、商品代金が2万円以上の場合には、これまで通り送料は無料です。

何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。

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夕食後のごろごろタイム、電車の中ののんびり時間、気楽な感じでお楽しみください

皆さま自慢の文庫革をご投稿のときには #文庫屋大関 で、アップしてください

 

よろしくお願いいたします。

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