90周年柄のキモと 美人の持つ謎の物
文庫屋「大関」の田中です。
90周年の発売日まで、あとわずか・・・
文庫屋「大関」 創業90周年企画
2017年3月30日(木) 朝10時スタートです
本日は、これまでご紹介してきた柄のうち、お伝えてしておきたい梨地のお話。
90周年記念柄の乱菊では、細かなサメ肌のような地模様が密に配された「梨地」が特徴です。
この梨地は、錆び入れの工程で、真菰(マコモ)の粉をふんだんに漆で革に留めます。
※錆入れ・・・漆と金箔を用いた、蒔絵などと近い技法で、革に漆を塗った後に真菰と言う植物に寄生している、黒穂菌(くろぼきん)を含む真菰の粉を振りかけ、革に定着させます。(漆の硬化により、革に密着させます。)これにより絵柄が見えるようになり、古めかしい美しさも表現されます。
この、錆び入れの工程は、鎌倉彫などの漆芸でも行われる作業です。
鎌倉彫の、ホコリっぽい、あの古びた雰囲気をだす、この粉です! (コレ!カマクラボリ)
↓↓↓↓
みるみるうちに、絵柄が現れるんですよ・・・
何度みても、感動します
この梨地の粒々の表現は、製版するときにも、大変な仕事になるのですが・・・
がんばりました。。。
文庫屋「大関」のおなじみ柄でいうと、撫子や龍の背景がまさにこれです。
わたしたちは、やはりこういった「文庫革」らしさに、惚れ込んでいます。
そして、ちっちゃな梨地が、今回はこんなところにも
梨地で粒々なドロップ、真菰でふわっとお花が浮き立つドロップ、輪郭線だけでまっ白にツヤぷくなドロップ・・・
試作中に、彩色職人から錆びの面白さを表現するデザインの提案があり、いろいろなドロップを表現できました
今回の、このような錆がふんだんに活きた、重厚な柄ならば・・・
日本人のみなさまに、ぜひ和服でたしなんで頂きたい。
前回に続き、登場の和装美人 田上温奈(はるな)ちゃん
しつこいですが、浅草店の元スタッフ~
(そして、お写真を沢山のせたくて 小出しにしてしまいすみません)
そして、この美人が眺めているステキなモノ。
次のブログでご紹介いたします
あっ!
やっと美人と目があいましたね
そして、こちらはネット担当の風さん宅のおやつのワンシーン。
むこうに見える、おしゃれな南部鉄の急須が気になります。
桜餅ののっている、かわいいお皿も
90周年記念商品 九谷焼コラボの豆皿
窯元さんの「虚空蔵窯」さんについてや、できあがるまでを
さらに詳しく皆様にご覧いただきたいと思います
▼「虚空蔵窯」さんの器はここからご覧いただけます!
「例えばロカイユの柄だったら。」 「錦紗だったら・・・」
すでに勘のするどいみなさまは、そわそわしていらっしゃるかと思います。
次の次のブログでは、こんなところのお話をご紹介していきたいと思っております。
木曽路のお話し
かつて険しい中山道を行く、旅人の疲れを癒したであろう、
奈良井宿での、木曽のやさしいおもてなし。
そんな木の国木曽からやってきた、こちらの一枚板。
90周年にむけて・・・
長野の木曽の職人さんも応援してくださいました
しつこいですが
◆創業90周年記念イベントについてのブログはこちらから
https://www.bunkoya.com/blog/90/index.html
これまでご紹介してきた、90周年関連のブログがまとめてご覧いただけます♪
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