文庫屋「大関」の藤田です

8月の予約会、いよいよ始まりました

前回のブログでもちらりとお伝えした【縦長柄】
この縦長柄というのは、文庫屋大関で長い間眠っていた秘蔵の柄

▼縦長柄の予約会ページはこちら
https://www.oozeki-shop.com/product-list/315

 

昭和の初期につくられた柄ということ以外は、詳しいことを知るものが誰もいない【縦長柄】
名前の通り、縦に長い、特徴のある版の大きさなのですが、(他の版は横長のものがほとんど)
もともと何のアイテムを作るために出来た柄なのか、今も謎なのです

この柄の生みの親である大関卯三郎(現社長のおじいさんにあたる)は、たいへん絵が好きだったそうで、
西洋の図案や絵画をもとに、たくさんモダンな柄を遺しています

今でも文庫屋大関の人気柄「錦紗」も大関卯三郎が遺した柄です

 

ネットがないのはもちろんのこと、海外旅行も身近ではなかった時代、はるか遠くの異国への想いを柄に込めたのでしょうか

 

こちらは【スラヴ】の版です

 

今日は縦長柄4柄のうち、【スラヴ】【パルメット】の2柄をもう少し詳しくご紹介しますね

 

縦長柄の中でも毎年特に人気の高い【スラヴ】

躍動感のある羽根のようなモチーフが柄を取り囲むように描かれ、ところどころに見え隠れするお花は小さいけれどとっても華やか

 

思いっきりロマンチックなこの柄
ローズやサーモンピンクを基調に、濃いモスグリーンの葉っぱ、スモーキーブラウンがアクセントとなり深みと大人っぽさが加わります

 

愛用中のスタッフもいますよ

こちらは購入から4年経った【箱まち口金付き札入れ】

縦長に柄がばっちり入っています

使ううちに革が柔らかくなり、より手になじんでいきますよ
小銭入れを開けた姿もなんと麗しいのでしょう…貴族なの、あなたは…

 

 

お次は【パルメット】

インドの更紗を思わせるような植物たちが生き生きと描かれているのが印象的なこの柄

 

上下にはモロッコタイルのような連続模様が敷き詰められ、全体をぐっと引き締めています
タイルの柄を楽しみたい方は、【箱まち口金付き札入れ】【ぐるっとファスナーのお財布】だと上下のタイル柄までばっちり出るのでおすすめです)

 

 

すっきりとしたライムグリーンと温かみのあるオレンジ、
控えめに光るシャンパンゴールドで上品に仕上がっています
中央のドロップ型の枠が、テラリウムみたいでユニークですね

 

さてさて、今日は縦長柄のうち2柄をご紹介しました

次回は【エイヴァーン】と【鸚鵡】をご紹介します


▼縦長柄の予約会ページはこちら

https://www.oozeki-shop.com/product-list/315

 

 

【おまけネットショップスタッフのおやつ報告】

ネットショップのMさんが手作りの梅シロップでジュースを作ってふるまってくれました(下に梅もいるわよ)

暑い夏、からだの細胞たちに染み入る絶品でございました