こんにちは!
ネットショップ担当の風です
只今事務所では創業90周年イベントの商品が、続々と揃いはじめています!
一昨日は、前回お見せした『飾る文庫革』に使う額縁がドーンと沢山届きました
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▼『飾る文庫革』についてはこちらをご覧下さい
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1336574/1353211/112119155

そして、新柄の商品もズラリ…

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今日ご紹介するのは、「文庫革」ではなく…
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そう!お皿なんです!

創業90周年イベントでは、九谷焼と文庫革がコラボレーションした『豆皿』も販売します!
文庫屋「大関」の人気柄が、九谷焼の技術と合わさる事により、文庫革では表現出来ない新たな表情が生まれました。
柄は全部で4種類。
【枝垂れ花鳥】

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【金唐大花】

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【花菱】

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【鞠芽】

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サイズは直径10.5㎝、高さ1.3㎝と、小ぶりなお皿です。
(個体差によって若干の誤差があります)

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お値段は、1枚1,944円。

4枚セットだと、7,776円です!

小さな和菓子や、
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カップケーキを乗せるのにちょうどいいです

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他にアクセサリートレーに使っても
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お香皿にしても素敵です
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~このお皿ができるまで~
1.形成
土は、信楽焼(狸の置物が有名です)の有名な産地、信楽でとれた白土を使用。
土台の型に、手作業で土をあててお皿の形を作っていきます。
ここのポイントは、この縁のヒラヒラ部分。

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これは、職人さんが指でつまみながら作っているんです。
こうする事により、飾りだけでなく、縁が掛けにくくなり強度も保てます

2.器を乾燥⇒素焼きする

3.白化粧掛け
素焼きが終わった器達は、「白化粧」という下地の柚薬をかけたあと、更に760度の窯で焼きます。
その後、コーティングとなる柚薬を全体にかけ1200度の窯で「本焼き」を行います。
絵柄を載せるまでに、計2回柚薬を塗って、3回も窯で焼いています…!

4.上絵付け

いよいよ、お皿に柄を付けていきます!
まずは、輪郭を転写呉須でお皿に写し、上絵付けで色を付けていきます。
こちらは、絵付けに使う絵具を混ぜている所。

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色の粉と水と「ふのり(海藻からとれた糊)」をバランスをみて調合していきます。

丁度いい割合は、職人さんの経験が頼りなのだとか。
文庫革の彩色職人も、色の調合には長年の経験と感覚がものを言います。
意外な共通点…

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絵付けが終わったら、水分を飛ばし…

<乾燥前>

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<乾燥後>
(水気が無くなり、少しマットになったのが分かりますか?)

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ついに最終工程!

5.上絵焼き

絵付けが終わったら、800度の窯で仕上げていきます。

一見、グレー1色で絵付けされた器を窯で焼くと…
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ジャーーン‼︎

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こんなに鮮やかに発色するんです

文庫革の錆び入れ前と後の色のギャップとは違った色の魔法に、販売部もびっくり!
この「上絵焼き」の温度はとても重要で、温度によっては絵具が思った色焼きあがらないことも。
焼いている途中で、色を確認する事も出来ないので、焼きあがるまでドキドキです…

改めて、焼きあがったお皿がこちら。

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この一枚が焼きあがるまでに、計5回も焼く作業があります
(しかも、5回とも焼く温度が違う!)

焼きがる時に、色と共に、小さな黒い点々も浮かび上がりますが、

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これは土に含まれる鉄分なんです。
汚れではないのでご安心ください

そして、このお皿を全て手がけて下さった職人さん、
松井風乃さんです!(名前も可愛い私と名前が近いので、勝手に親近感が湧いちゃいました!笑)

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~「虚空蔵窯」さんについて~

今回、ご協力してくれた「虚空蔵窯」さんは、石川県の南部の能美市にある九谷焼の窯元です。
通常、九谷焼は成形、絵付け、窯焼きと完全分業制を取るところも多い中、虚空蔵窯さんは土の選択から販売まですべて一貫して自社で行うこだわりのある窯元さんです。
九谷の「五彩」と呼ばれる基本5色にとどまらず、数十色の色絵付けを施すことにより、華やかで可愛らしい九谷焼を生み出しています。
「虚空蔵窯」さんのつくる九谷焼は、さまざまな色の絵の具を、こんもりとふんだんに盛り付けるうわ絵付けは、ぷっくりと艶のある技法が特徴。
そして、九谷焼といえば磁器が主流の中、創業より積極的に土もの(陶器)にもチェレンジ
されて独特の味のある九谷焼を作り続けています。

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↑こちらが絵付けの工房。文庫屋「大関」の彩色の作業部屋にそっくり!

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↑個性的なコップ、器がズラリ

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↑ろくろを引いている最中。真剣さが伝わってきます…!

ちなみに今回のご縁で、事務所にあるお客様に出す湯呑みを「虚空蔵窯」さんで作られたものに買い替えました!
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▼「虚空蔵窯」さんの器はここからご覧いただけます!
まだまだイベント情報は続きます!
早く皆さんにお知らせしたくて、私もうずうずしてます
次回はいよいよ新柄が登場…

是非お楽しみに!

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