【2018年新柄情報】No.7~キラリと輝く金唐小花~
文庫屋「大関」ネットショップの浅間です。
2018年の新柄情報もモリモリになってきたこの頃。
皆さんの新柄熱も沸々とUPしてきていますか??
今日は、前回の浅間ブログでチラッとお話しした、もう1つの新柄をご紹介したいと思います
【花】の付くあの定番柄・・・どれかわかりましたか?もうお気づきでしょうか。
そう!こちらです↓
【金唐小花(きんからこばな)】
小花は、文庫屋「大関」を代表する花柄の1つで、1972年に描き下ろされた柄です。
色々な花が描かれていて、レトロな雰囲気も漂いつつ、飽きのこないデザインが愛されている柄。
そんな小花に、この度、金唐柄が新柄として登場します
通常の小花とは全く違った風合いが素敵な【金唐小花】。
「煌びやかだけど落ち着いたトーンで上品な金使いを目指した」という彩色職人のY方さん。
落ち着いた色合いを表現するため、全体的にくすんだスモーキーカラーを選択。
可愛らしい印象のピンクも、あえてちょっと青みがかった色にすることで落ち着いて見えますね↓
パープルもくすませて、落ち着いたトーンに↓
ブルーも雲がかったような水色(個人的には一押しの色!)でオ・ト・ナな雰囲気です。
葉の濃いブルーが全体の締め色になっていますね↓
この辺りは職人の腕の見せ所!
そして、やっぱり金唐柄ですから、金もたーっぷり使っています
【金唐小花】に使われている金の種類は、
王道の金色、
シャイニーな印象のシャンパンゴールド、
そして「赤金(あかきん)」と呼ばれるブロンズっぽい色の3色。
「金色」と言っても様々な色合いがあり、たくさん使うことでより華やかになります
でも、この金色、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実は職人泣かせの色なのです
金唐柄は、絵の具の特性上、通常使っている絵の具よりも定着しにくく、毎回2度塗りしているのです・・・!
つまり、1回塗る → 乾かす → もう1回塗る → 乾かす という工程を経ているため、仕事も2倍
そのため、どうしても価格が通常柄よりはお高くなってしまうのです。。。(ごめんなさい)
でもでも、その仕上がりは何とも言えない煌びやかさ
職人さんの技と手間が、キラッと輝く金色が映える素敵な柄に生かされています
文庫革特有のぷくっとした型押しの凹凸に、金彩がよーく引き立ちますね。
ぜひ、金唐柄の魅力をたっぷりお楽しみください
2018年新柄は【みつばち】、【タピ】、【金唐小花】の3柄
ワクワクしてきましたねー
どのアイテムで販売されるかは、ついに次回のブログで全貌が明らかに
たーっぷりお知らせします。
to be continued
<おまけ>
先日、工房から彩色職人のY森さんが巣立って行かれました。
今後は在宅の職人さんとして、文庫屋「大関」を支えてくださる力強い存在です。
そのY森さんからいただいたサヨナラお菓子がおもしろ&美味しかったので、ご紹介。
あら、お上品
ん・・・?何やら斜めに線が入ってるような・・??
ぱっかーん!
おぉ!
中は粒あんと柚子あんのハーフ&ハーフ♪
おいしゅうございました
▼たねや
https://taneya.jp/