子供の頃、「台風一過」を「台風一家」だと思い込み、親を呆れさせた彩色職人の上田です(1号が父で、2号が母なのか?)

仕事柄目を酷使するためか(年齢のため!?)夕方になると目が霞んで来ます (ノ_-。) 。以前、眼科医に「世の中、見えすぎないほうがいいんだよ 。」と、人として深いけれど、眼科医としては意味不明なことを言われたことがありますが、彩色職人としては見えるに越したことはないわけで、目薬愛用中です。

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ところで・・・文庫革をご自身用以外に、他の方にプレゼントとして選ばれる方もおられるかと思います。そんな時悩むのが

「どの柄にするか」

ということですよね。友人など仲が良い場合は趣味・嗜好がわかるので選びやすいですが、頻繁にお会いする訳ではないけれど、お世話になった方などの場合はチョイスに悩みます。
「無難な人気柄」にするべきか、それとも「センスある!」と思ってもらえるような特別感のある柄にするべきか・・・。そんな際にイチオシの柄はこちら「花鳥」です。

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「(花鳥」の天溝がま口)

花だけでは時には甘すぎてしまうのですが、動きのある鳥を効果的に配置。絵の具と錆のバランスも良く、上品で幻想的な雰囲気に仕上がっています。一見、古典的な和風柄に映るのですが、実は洋装、和装どちらにも寄り添うことが出来、持つ人の年齢も選ばない万能柄です。ですので、私は迷ったらこの「花鳥」を贈ることにしています。

「ありそうで、ない」「アートっぽいけれど合わせやすい」、職人の間でも人気の高い柄です。

「柄」といえば、現在秋の新柄作成の最盛期を迎えております。デビューを待つ新柄たちが仕上げの棚に勢揃い! ↓ ↓

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(すみません!もったいぶって色味を消させて頂いております・・・。)

まだ全てをお見せすることが出来ないので、チラリと一部だけ・・・。

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大きな花たちに囲まれつつも、小さいながらしっかりとした存在感を放つみつばち君。思わず口元がほころんでしまいそうな愛らしさです。匂い立つような花の香りとともに、耳を澄ませば、忙しく飛び回る羽の音が聞こえてきそうな柄です。

そして、もうひと柄はこちら・・・。

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リーフパイがたくさん・・・と、霞んだ目と、食欲に支配されている脳が私にそう思い込ませるのですが、そんな筈はなく。
重なる葉が重厚感と大人の品の良さを漂わせ、これからどんな色を纏うのか高揚感を誘う柄です。

忙しい彩色や作業の合間を縫い、思い思いの彩色を施した作品を完成させ提案。こんなふうに(下記写真参照)、社内のコンペや会議で練り上げてきた秋の新柄たち。

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(大関春子師匠もじっくりと。)

皆さまのお手元に届く日を思い描い描きながら、新柄鋭意作成中です
これからも少しずつ新柄情報をブログにてお知らせして参りますので、是非チェックをしてみてください

最後に、久しぶりの謎かけを。

「秋」とかけて、「文庫屋大関」の商品ととく

そのココロは

「秋」が来ても、「飽き」の来ない商品をお届けします

お目汚し失礼いたしました

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