日本橋復活
今日はいきなり雷が鳴ったりして、不安定なお天気。
とりあえず、雨は上がったので良かったです
文庫屋「大関」のまさ代です。
さて今日は、<日本橋>の版(はん)についてのお話。
<大名行列>や<め組の喧嘩>など、
昔の風俗をモチーフに、人々の日常を切り取った柄のひとつ、<日本橋>。
【天溝がま口】のように小さい面積のための版と…
【束入れ】のように大きな面積に押すための版、2種類があります。
どちらも手彫りの版で、版は言ってみれば文庫屋「大関」の財産。
ところが
大きな方の版が、数ヶ月前に破損してしまったのです
「もう、<日本橋>の柄は作れないかもしれない…」
という状況になっていたのですが、
奇跡的に(大げさ?)復活を果たしました
といっても、破損箇所が直ったわけではありません。
いちかばちか、新たな版を作り直したのです。
そもそも<日本橋>って、こんななんですよ。
犬とかいるんです。
行商の人も。。。
あっ、これ
出来上がったばかりの新しい版です。
残念ながら、一番大きな【ぐるっとファスナーの長財布】でも
下の方は入らないんですけどね
昔の版は手彫りだったので、線がもったりしているというか、
でもまぁそれも、柄の持ってる「味」になるんですけどね
でも、新しい版はすごいです。
線がシャープでクリア。
いかがでしょう??
それでですね、今 ご予約を受け付けている
『ひとえ束入れ予約企画』の受注受け付けスタート時には、
この版がまだできていなかったのですが、
今は出来上がってきましたので、 <日本橋>の柄を
ご予約頂くことも可能です
是非、新しく生まれ変わった<日本橋>の新しい版の繊細さを、
ご自分の目で確かめてみて下さい