職人
以前のブログでもお知らせしたのですが、
今、文庫屋「大関」では、製作職人を募集しています
という事で早速、工房一階にあります作業場へ行ってきました。
白く鞣した牛革が広げられたのは、裁断機の台の上。
ここから、職人が無駄がないように頭の中で型の大きさを考えながら、
革を裁断していきます。
ずらーと並び、収められてる白い箱の中には、商品ごとに分けられた型が入っています。
↑緑色の台の上にある縦長のちょっと変わった形の型は、
箱まち小銭入れのマチの部分です。
迷いなく型を置いて、テンポ良く裁断していく様子は見ていて気持ち良くて、
飽きることなくずっと見ていられます
↑社内に三人しかいない男性。※あと一人は社長です。
(並ぶ背中、とっても素敵でした)
次に裁断された革は、型押しという作業にまわされます。
型押しについてご紹介します。
こちらも綺麗に並べられた白い箱。中身は、型ではなく版が入っています。
ここから版を出してきて、型押しを始めます。
型押しが綺麗に入るように、版を温めます。
↑金属の下に、蚊取り線香のような丸いヒーターが入っています。
この後、温めた版に革を当て機械にセットします。
タイマーは使わずに、職人の中で時間をカウント、機械から外します。
写真を撮るのを忘れてしまったことに、
ブログを書き始めてから気がつきました‥すみません
写真の代わりに、動画でご覧ください。↓
そして革を版から剥がします。
銀行などからくる貼り合わせのハガキをぺりぺりっと剥がすのに似ています。
綺麗に柄が浮かび上がります
この状態でも綺麗なのですが、
この後、彩色・錆入れをし、皆様のご存知の文庫革の姿になります
ほんの一部ですが、製作職人の仕事をご紹介させていただきました。
ご応募の場合には代表の田中威(たけし)あてにご連絡ください。
勤務形態、待遇、などの詳細に関しても、こちらにお問いあわせ下さい。
▼「製作職人」の応募はこちらへ ※彩色職人の募集ではありません。
oozeki@tanaka.email.ne.jp