新柄のお話 その3・・・【秋草】
文庫屋「大関」の田中です。
毎年恒例の秋発表の新柄。
11月に入ってからの発売ですが、その前に見どころについてご紹介してまいりたいと思います♪
まず、今年の新柄の中でも一番多い色数を使っての彩色を施した『秋草』のお話から。
文庫屋「大関」の中で一番色数の多い柄が18色の「花菱」なのですが、枝垂れ花鳥、花扇も次いで色の多い柄。
そして、今回の「秋草」は上位4番目くらいの、豊富な色数を誇る柄です。
なんと12もの色を使って塗っています。
今回の色決めの中心になった、彩色職人にこだわった点を聞いたところ
「植物本来の色からかけ離れず、でも全く同じでは面白くないので少し変えて・・・。秋の草花だから派手になりすぎず、華やかに、しっとりと。」
といった方向性で色を決めたそうです。
特にシャンパンゴールドの尾花(すすき)がアクセントになったということです♪
ほんと、尾花(すすき)のシャンパンゴールドは
出しゃばりすぎない艶っとしたキラキラで、上品です。
ちなみに・・・
塗っている職人達しか知り得ないお話を聞けました。
たとえば、花鳥などは単一の色を革にのせてから、筆で広げてぼかしています。
そして、こちらの霞蝶などでは薄い色を塗ってから、濃い色をのせて、筆で色をぼかしてグラデーションをつくっています。
これらとは違うのが今回の「秋草」!
ちょっと違った「ぼかし」の技が見どころなのだそう・・・
この「萩」の彩色では、まず濃い小豆色を革にのせた後に、淡いピンクベージュのような色をおきます。
そこで自然と混ざり合っていくような
絵の具どうしが馴染みあっていくのを待つような「ぼかし方」で塗っているのだそうです。
なおかつ・・・
殆どの部分で「ぼかし」の技が使われているのがわかりますか???
ただ色を塗る彩色とはちがって、ぼかす時には筆を持ち替えているので、一手間増えるのが「ぼかし」です。
人ごとにグラデーションのぼかしのストロークに差が出ないように、表現を統一するのも難しい作業なのです。
技術を贅沢につめこんだ、大人の柄「秋草」
ぜひ、このブログをご覧の皆さまには
「これ、ボカシが多くて手間がかかってるし、萩の部分は特に特殊なボカシ方らしーよ」と、鼻高く説明して頂きたいと思います
そして、本邦初公開
コチラが発売のタイミングでのスタメンです
・ぐるっとファスナーの長財布 ※内装の色革は紺を使用しています。
・箱まち口金付き札入れ
・パスカードホルダー ※内装の色革は紺を使用しています。
・手鏡
・L字ファスナーのスリム束入れ
・束入れ
・天溝がま口
・メガネケース ※内装のキルティングは紺を使用しています。
いかがでしょう???
ひきつづき、新柄・アポロン、暫く(暫く)の商品でのご紹介と、柄ごとの見どころポイントを、職人さんからのお話も絡めて、じわじわと、ブログでご紹介してまいります♪
楽しみにチェックをよろしくおねがいいたします♪
具体的な発売日、初回販売アイテムなどの情報は・・・
後ほどブログ、メルマガ、facebook、twitter等で発表いたします!!
引き続き、発信情報を楽しみにお待ちください☆
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