文庫屋「大関」ネットショップの浅間です。

今日は先日の工房実習の続き、『彩色体験』のお話をさせていただきたいと思います。

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文庫屋「大関」の花形とも言える彩色のお仕事。

向島にある工房で、日々彩色をされています。

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▼文庫屋「大関」の職人さんのご紹介はこちら
    http://www.oozeki-shop.com/page/156

彩色職人の皆さんは、型押しされた白革に、

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一つ一つ丁寧に色を塗っていきます。

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絵柄によって色々な色を使い分けている職人さんたち。


「一体何色の絵の具を使い分けているの?!」

とお思いでしょうが、実は、たったの『8色』の絵の具から全ての色を生み出しているのです

例えば、人気の『錦紗<青>』ブルーも、こんな感じで色合いの違うブルーを作って塗っています。

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グラデーションの効いたブルーが爽やかです。

▼錦紗<青>シリーズアイテムはこちら
    http://www.oozeki-shop.com/product-group/158

その工程はまさに職人技
皆さん、筆をヒョイッと取って絵の具を混ぜ合わせ、決められた色をササッと作っていきます。

本当に経験と感覚がモノを言う世界でございました

他にも、カラフルな色合いの『飴』の絵の具はこんな感じ。

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落ち着いた色合いに見えますが、実際の商品になると、とっても華やかです。

▼飴シリーズアイテムはこちら
    http://www.oozeki-shop.com/product-group/223

フレッシュな印象の『いちご』の絵の具も見させていただきました。

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とっても可愛らしいいちご柄、絵の具だとちょっと印象が違いますね

▼いちごシリーズアイテムはこちら
    http://www.oozeki-shop.com/product-group/246

こうして作った絵の具を使い、どんどん色を塗り上げていきます

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それはもう、次々と。
同じ色の絵の具の部分をどんどん・・どんどんどんどん・・・迷いなく筆を動かしていらっしゃいました。

皆さんのお仕事風景を見学させていただき、実習の最終段階として、僭越ながら私も少ーしばかり彩色を体験させていただくことに。

彩色の大師匠である大関春子さん直々に手ほどきをいただきました。
(恐縮です・・・!

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「こうやってね、絵の具を混ぜるんですよ。」
と言いながら、サッサッと色を作られていました。

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「じゃ、ちょっと塗ってみますね。」
と筆をスイスイ動かしてお手本を見せてくださいました

素早くて、正確で、「さすが・・・!」のひとことでした。

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左手で革を持ち上げながら塗るのが大関さんスタイル
いつもこうして塗られています。


「この間ね、会社の子たちとお相撲を見に行ったのね・・・」

など、楽しいお話をしながら塗る様子を見せてくださる大関さん。

リラックスしてお話しながらも、手元はサクサク動かし、着々と塗っておられる姿に師匠の「凄み」を感じました。

私も恐る恐る塗らせていただきましたが・・・

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左手、ぎこちないですねぇ。。。お、お恥ずかしいぃ・・・

なんとか塗りましたが、とにかく難しかったです。
職人さんの凄さにまたまたハッとさせられたのでした。

そして、後で知ったことなのですが、彩色をする時、職人さんたちは基本的に革を必ず真っ直ぐにした状態で塗るんだそうです。
私は革をくるくると何回転もしながら塗ってしまっていました。。

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このとおり。。。
真剣な眼差しですが、左手が完全におっかなびっくりしています。

私の塗った『錦紗<ピンク>』は、後日、職人さんが錆入れをしてくださいました

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「おぉーっ

と思わず声が出てしまいました。
自分で塗ったものにはとても愛着が出るものですね

(ちょこっと塗り忘れがありますが。。。
それもご愛嬌ということで。。)

コロッとかわいいがま口など、小物に仕立てていただこうか検討中です。

▼錦紗<ピンク>シリーズアイテムはこちら
  http://www.oozeki-shop.com/product-group/159

工房研修をさせていただいた2日間。

文庫屋「大関」の文庫革のできるまでの貴重な体験をさせていただき、大変勉強になりました
職人さんお一人お一人のお仕事を拝見し、その真面目なお仕事への向き合い方に感銘を受けました。

皆さん、本当にとっても良い方たちで、右も左もわからない私に丁寧に説明をしてくれ、手助けをしてくださいました。
本当にステキな職人さんたちです!

皆さんの作った文庫屋「大関」の文庫革をより多くの人に知っていただけるよう、私もお手伝いができればと改めて思った2日間でした。