文庫屋大関

【工房だより】職人に聞いた「革裁断」のこだわり✨

 

皆さま、こんにちは♪
ネットスタッフのUでございます。

毎日、本当に暑い日が続いておりますね…🥵
エアコンや扇風機が欠かせない今日この頃です。
皆さまも、こまめな水分補給や適度な休憩を取って熱中症には十分お気をつけくださいませ。

 

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さて先日、ブログのネタを探して社内を徘徊していたところ、
工房の職人から、文庫革の材料である「牛革の裁断」について話を聞くことができました。
本日のブログではこちらを皆さんにもご紹介しようと思います🤗

 

上の写真は、*タンナーさんから工房に届いた牛革です。
革は牛の半身の大きさで納品され、広げると工房の作業台がすっぽり埋まってしまうほどのサイズ!
(*タンナーさん=革の鞣し作業を行う皮革製造メーカーさんのこと。
動物の皮に防腐処理などを加え、工芸等の材料のとして使えるよう、柔軟で丈夫な革にしています。
タンナーさん訪問時のブログはコチラ→〖ブログ:文庫革づくりの”源”を訪ねて〗)

 

大きさでいうと、おおよそ220dm²程あるそうです。
dm²(デシ平方メートル)という単位はあまり聞きなじみがありませんが、
皮革業界で革のサイズの単位として用いられています。1dm²は10㎝×10㎝です。
この大きな革を、製品に合わせて職人たちが裁断していきます!☺️

 

 

やはり、牛も生き物ですので、人間と同じく傷跡、シワ、毛穴など一枚ごとに異なる個性があります。
文庫革の製作では、それらを見極めながら傷などを避け、
できる限り革を無駄なく使えるよう、職人が丁寧に裁断を行っています。

職人によると、背中側の革は比較的シワや毛穴が目立ちにくく、きれいな表面が多いそうです。
そのため、お財布の表面など柄が入る美しく見せたい部分には主に背中側の革を使用し、
それ以外の部位はマチなど表から見えにくい部分に使用しています。

革の状態を見極めながら部位を使い分けることで、
素材を無駄なく活かしつつ、美しい仕上がりにつなげています✨

 

こちらが、革を裁断するためのクリッカーという機械です!
どこかレトロな雰囲気があり、長年職人たちとともに歩んできた歴史を感じます…😌

 

裁断には、製品ごとのサイズに合わせた金属製の「抜型(ぬきがた)」を使用します。

 

慎重に位置を合わせて…

 

クリッカーでガチャン!💥

 

 

裁断が完了した革たち。
アイテムのごとにそれぞれ異なる大きさの抜型を使い、適切なサイズに裁断しています。

 

裁断する際は、大きなサイズから中くらい、小さなサイズという順番で抜いていき、
限られた革をできるだけ有効に使えるよう工夫しています。
まるでテトリスのように型を組み合わせながら、
無駄が出ないよう配置を考えるのも、職人の経験と技術が光るポイントです✨

 

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裁断作業の中でも、職人たちが特に気を配っている柄があります。
それが「シボ入り」の柄です!

皆さま、「シボ」が何かご存じでしょうか?
「シボ」とは、革の表面に見られる細かなシワや凹凸の模様のこと。
大関の文庫革では、招き猫風神雷神などがシボ入りの絵柄でございます。

このシボは、裁断した革を一枚づつ手で揉み込み、意図的に細かなシワを付けることで表現します。
革全体に均一なシボが入るよう、四辺や四つ角など様々な方向から揉み手作業で丁寧に仕上げていきます。

 

続いて、しっかりとシボを付けた革に、模様入りの金型で型押しを行います。
こちらの写真は「招き猫」の柄を型押した様子です。

型押しによって革の表面に圧力が加わると、
猫の部分はシワが伸びて滑らかになり、背景部分には細かなシボがそのまま残ります。
このコントラストによって絵柄がより立体的に浮かび上がり、味わい深い風合いが生まれるのです✨

 

このシボを均等で美しいものにするにはベースの革の状態が仕上がりを大きく左右するそうで、
背中部分の革の中でも、より厳選してキメが揃っていて綺麗な箇所を使うようにしています。

写真だと少し分かりづらいかもしれませんが…、
革の状態によっては、下の写真のようにシボの出方にムラが生じてしまうことがあります。

 

 

その為、職人たちは一枚一枚の革の状態を丁寧に確認しながら、
培ってきた経験をもとに、シボ入りの柄に最適な部位を見極めて裁断しています。
一見すると単純な裁断作業に見えますが、美しい文庫革に仕上げるための大切な工程です。

 

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革の裁断にまつわるお話、いかがでしたでしょうか?
普段はなかなか目にすることのない製作の裏側ですが、職人のこだわりや工程を知っていただくことで、
文庫革をより身近に感じていただけましたら嬉しいです😊

 

 

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